2017年6月23日金曜日

嫁の妊娠41 ~定期妊婦検診に同行したら恥ずかしかった~


嫁のママさん教室は先週までで終わったので、今日は仕事に行くのだろうと思っていた。

しかし昨晩、「明日、妊婦検診なの」と打ち明けられた。

なに!?

どうしてもっと早く言わないのかと手ぐすねを引いたが、まぁ決まっていることは仕方がない。

自分のスケジュールを確認する。

午前中だったので空いていた。良かった。

「どうする? 一緒に行く?」

という嫁に、

「行くぅふっ!」

と叫んでいた。

そして今日の午前中、家から病院まで、えっちらおっちら、普通に歩くと10分だが、妊娠7ヶ月の嫁の歩測に合わせたら倍の20分がかかった。

まぁいい。最近、2人で出歩けていないのでデート代わりにもなった。

そして病院内へ進み、いつもの待合室で待つ。

前方のテレビで朝のワイドショーが流れていた。

嫁は体重を測ったり血圧を測ったりトイレに行ったりと、チョロチョロと動き回っているが、ボクはテレビを観るほかやることがない。

そんなわけで、映っていたホンジャマカの恵さんをボーっと見ていたのだが、ふと周りを見回すと、何か違和感を覚えた。

他にも妊婦さんは数名いて、検診なのか会計なのか、とにかく座って待っている。

しかしながら、男がボク1人しかいなかった。

待てど暮らせど、他の妊婦さんは入れ代わり立ち代わり出入りしているが、付き添いの男子が1人も来ない。

そしてボクらは里帰り出産を決めたので、その病院はあと数回検診に行くだけになり、病院側からの対応も悪くなっている。

前回付き添いで来たときも、担当の女医師の態度があからさまに悪くなった。

絶対にそのせいだ。待ち時間の長いコト長いコト。

結局50分ほど待って、ようやく超音波検診室に呼ばれた。

前回の女医師だったらこっちもツンケンしてやろうと乗りこんだ。

が、今日は穏やか満点のギリオバサンまでいかない女子。

一瞬、ボクの顔を見て「おや?」のような顔をしたが、優しい口調でエコーを見せてくれ、ボクが言うと心音も聞かせてくれた。

「凄く順調ですよ」

と、出るときにも声をかけてくれた。

やはり医師で病院を判断していけないのだな、と思った。

しかしよくよく一連の全てを考えてみると、女医師の「おや?」の顔を少し前に見た気もした。

そう、待合室の妊婦さんたち。

――「なんで旦那まで連れてきてんの?」「仲いいですよ、みたいな?」「別に1人で来れるでしょ?」「てか旦那、こんあ平日の昼間にバカ面さげて付き添ってないで仕事しろ仕事」――
 
そう、そんな心の罵声が聞こえてくる表情。

はぁー、旦那さんはあまり行かないものなんだな、と思いつつ、だったら逆に全部行ってやろうと思う今日この頃でした。

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