2017年6月14日水曜日

嫁の妊娠32 ~不倫ってどこから?~


最近、世間は不倫した人に対して烈火のごとく誹謗中傷を浴びせる傾向にある。

昨年の、有名芸能人の大ニュースが引き金になっているのは言うもまでもないが、それにしてもワイドショーで見る機会が多い。

これだけワイドショーなどに取り上げられるようになったのは、ネット社会になったからだと、よく聞く。

先日、お昼のワイドショーを見ていたら、街頭インタビューで『不倫をしたことのある、している女性』を探す企画をやっていた。

すると、不倫を経験したことがある、現在も不倫をしている、という女性が、5人に1人いたという。

言わずもがな、経験があってもテレビの街頭インタビューなんかでわざわざ白状する人は少し変わった人だろうから、これはミニマムな数字。

ボクの予想では倍以上はいると思う。

その中で、インタビューに答えていた40代の主婦がいたのだが、大学生になる娘と不倫相手と3人で食事もするという。

さすがにそこまでいくと非道徳過ぎるだろ、とも思うが、本人はあっけらかんと、旦那に明らかにバレないなら不倫関係を続けたいと言う。

みんなの普通は違う。本人の普通は、そこにある。

2分4秒に1組が離婚していると言われている昨今、この人の考え方に共感する人も多いのかもしれない。

どこまでが不倫なのかとの論争もネットのあちこちで起こっている。

今密かに流行っている『あなたのことはそれほど』という不倫がテーマのドラマがある。

その公式サイトに、主要キャスト4名のオフ動画があがっていて「あなたにとって、どこからが浮気?」との質問に答えていた。

主演の波留さんは「会いたいと思って連絡を取ったら」

旦那さん役の東出さんは「下心があって手を繋いだら」

仲里依紗さんは「気持ちが揺らいだ時点で」

波留さんの不倫相手役の鈴木伸之さんは「浮ついた気持ちがあったら」

と答えている。

夫婦役の2組だが、それぞれ似ているなぁ、と思った。

波留さんと東出さんは、何かしら行動に移したら。

仲さんと鈴木さんは、気持ちが動いたら。

しかし気持ちが動いた時点で、となると、恐らくほとんどの夫婦が浮気をしていることになると思う。

どこまでの動き方かは人それぞれだが、大小あれど、男性は特に「あ、あの子とデートしたいな」とは思うことも正直ある。

でも結婚しているので、誘わないし、誘いがあっても行かない。

女性でも同じようなことを思う人もいるだろう。

でも結婚しているので、ほとんどの人はブレーキをかける。と思いたい。

昔は日本に不倫を罰する法律があったが、戦後すぐに廃止となった。

それは妻が不倫をした場合のみの処罰であり、夫側がいくら不倫をしようとも、相手の女性が結婚していなければ罪には問われないという法律だった。

その廃止するときの論争では、夫側にも処罰を課す『両罰化』にするか『完全廃止』にするかが話し合われ、なぜかはわからないが、若者は『両罰化』を支持し、年配者は『完全廃止』を支持したという。

それでも年配者の支持が通り、完全廃止となった。

有名な韓国しかり他国にも同じような法律があったらしいが、今では廃止されている。

というわけで1つ言えるのは、不倫をしてしまうのは仕方がない、と皆が暗黙の了解で思っているのかもしれない。

数が多すぎて、いちいち法律で罰するのはキリがない、との判断だろう。

誰しもの中にある、少し悪いことをしてみたいという気持ち。

不倫には、犯罪ではないがいけないことをしている、とのハラハラドキドキ感を楽しめる要素もプラスされ、根底にある人の欲望をかきたてるのだろう。

まぁ、嫁の妊娠が23週目に入っているボクは不倫などバカなことをする気はない。

でもまぁ、人生は何が起こるかわからないので、もし不倫をしたらこのブログで書いてみよう。

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