2017年4月14日金曜日

イチゴ狩りの不思議 ~初めてイチゴ狩りに行く人へ~


今度の週末、嫁と4歳の姪っ子とイチゴ狩りに行く。

姪っ子の両親、つまり嫁の妹夫婦は1ヶ月に数回、我が子、つまり姪っ子を親戚の誰かに預けて2人でデートに行くという、フランス人みたいな埼玉県出身の夫婦。
ボクは嫌いではない。いや、むしろそういう人は好き。ボクも子供が生まれてもフランス人みたいにしよう。

人生で初めてイチゴ狩りに行ったのは高校何年生かのとき。友人と3人ぐらいで。
知り合いの中では大食らいで少し有名だったボクは、イチゴのビニールハウスの前でオバサンにシステムを聞いて驚いた。

時間は20分。料金は2000円。食べ放題。
「20分で2000円!? 短ない!?」思わず言ってしまった。
するとオバサンは、聞き飽きたような顔で「大丈夫やと思うけど」と、次の客に説明に行った。

そんなわけはない。自称も他称もしている大食らいなわけで、20分で、しかもイチゴだけなんて何の腹の足しにもならない。
まぁただ、それがここのルール。来てしまった以上仕方がない。
こうなったら、ボクらの番になったら速攻で食べ尽くしてやろうと思った。

いざ、ビニールハウスの中へ。バスケットボールコートぐらいの広さに、イチゴの苗が所狭しと並んでいた。どれも粒も大きく、ヘタのギリまでちゃんと赤い。
数名の先客、親子連れやカップルがワイワイとイチゴを堪能中。負けてられない。
ボクらは一心不乱に、大きなイチゴを片っ端から口に放り込み始めた。何せ20分しかないから。
何個食べたか数えていないが、東京で買うとするなら2000円分なんてすぐに回収できた。

ふー、思ったより食べたな、と思い、友達と合流し、時間過ぎちゃっただろうな、とオバサンに謝りに行くと、「もういいの? まだ5分ぐらいあるけど」と。
イチゴパワー、スゲー。
大食らいのボクが、15分で腹いっぱいになった。

というわけで、これから初めてイチゴ狩りに行く人に伝えたい。
イチゴ狩りに於いての20分は、短くない。いや、充分すぎるほどに堪能できる。
年末の極寒の深夜に道路工事の警備員のバイトをしていたときぐらい、時間が経つのが遅い。
というか、イチゴはそんなに大量に食べられない。

週末は埼玉にあるイチゴ園に行く。
嫁の親父さんが連れて行ってくれるということで、ゴルフの話をしながら行こう。
あ、今日、午前中に人生初の打ちっぱなしに行って来た。思うように真っすぐ飛ばないので、真っすぐ飛ぶ方法を聞こう。

実はボクには父親がいない。いや、いたが、小4のときに離婚で家を出て行った。
そこから一度も会っていない。
今だと通報されるレベルの暴君で殴られた記憶しかないが、オヤジがどこかで生きているなら会いたいな、と思う。

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