2017年4月13日木曜日

ゴルフを始めてみた ~ミスを願うスポーツなのだろか?~


嫁の親父さんがゴルフが趣味で、しかし嫁は3姉妹で、息子代わりとなったボクに「ゴルフは面白いぞ」と薦めてくれた。男親として、やはりどこかで一緒にゴルフができる息子が欲しかったのだろうと思う。

仕事仲間にもゴルフを薦められたことはあるが、そのときは、なんだか調子に乗っているみたいで敬遠していた。ただ親父さんに薦められて断るわけにいかない。

しかしルールすら知らないままでは始められない。まずアプリのゴルフゲームでルールを覚えようと始めた。なんと、これが面白い。幼いころにファミコンで『みんなのゴルフ』が流行ったが、ボクはゴルフゲームには手を出さなかった。

ゲームなので綺麗に打つことが出来るのを差し引いても、1打1打の大切さを学び、微妙な強弱で全く想定外の場所へボールが転がったり、とにかく面白い。

ウッドやアイアンやピッチングウェッジやサンドウェッジなどなど、クラブの名前も覚えつつある。
さらにこのゲーム、オンライン対戦などではリアルタイムで対戦も出来る。
リアル対戦では、相手がイージーミスをすると、「あるある、そのミス!」と1人でハシャいでいる。

ただ、数ヶ月やってみて思ったが、ゴルフとは自分が頑張ることは前提だとしても、相手のミスを願うスポーツなのだな、と思った。

ボクは昔からサッカーをやっているのだが、メッシ並みに超人的に上手ければ、相手に10点取られても11点取って勝つことができる。

しかしゴルフは、どんな凄いプロゴルファーでも、最初の1打となるティーショットで飛ばせる距離は350ヤード程。

550ヤードのパー5で順調に打てたとして、1打目で350ヤード飛ばし、2打目でグリーンに乗せ、3打目でカップインの『イーグル』が、かなり上手く行ったときのパターンだ。2打目でアルバトロスなんてのはホールインワンと一緒ぐらいの奇跡なので除外。

そう考えたとき。
パー3でバーディー、パー4でバーディー、パー5でイーグルと、自分がどれだけ順調に進めたとしても、相手も同じように順調に進めばずっと引き分けのまま。
どこかで相手がミスをしてくれないと永遠に勝つことができない。

ちなみに、イーグルとは、5打が順当だと決められたホールを3打で決めたときの呼び名だ(4打のホールだと2打)。5打のホールを4打で決めればバーディー(4打ホールで3打、3打ホールで2打)。ボク同様の素人さんに獲得点数をわかりやすく言うと、イーグルは2点、バーディーは1点、そのホールで決められた打数でカップインするとパーで0点(表記は-2、-1、0。ゴルフは-を積み重ねていく)。それ以上の打数がかかってしまうと、1打ごとに点数が下がっていく。

とにかく相手がミスをしないと勝てないので、粘り強く最後までミスをしなかったほうが勝ちとなる。その粘り強さを競うスポーツなのだろうか。

そう感じながら、ルールをある程度覚えたボクは、最寄り駅から2個隣の駅前のゴルフスクールの無料体験レッスンに行ってみた。屋内のレッスン場で、打席の前には大きなネットと大きな的があった。

レッスンプロと言われるオジサンが丁寧に教えてくれた。
初めてクラブを握った。最初はアイアン。何番かは知らない。
とにかく振ってみろ言われ、ゲームの中のボクが打っていたフォームを真似て打ってみた。当たった。何度かオジサンにフォームを直されたものの、筋がいい、と言われ、そこからなぜか、ほったらかしレッスンとなった。まぁ、無料だから仕方がない。ただオジサン曰く「何度も繰り返し打つことしか練習方法はない」だった。

黙々と2メートルほど前の的を狙ってアイアンをスイングする。飛んでいるのか飛んでいないのかはわからない。
40分後、オジサンに、そろそろ入会の説明していいかな、と言われ、最後にドライバーで打ってみたいというと、快諾してくれた。

軽い。アイアンより断然軽い。ドライバーを持ってしまうとアイアンが重く感じて仕方がない。
そして見よう見まねで初めてドライバーでボールを打った。
かなり気持ちがいい。ボールは2メートル先で止まるが、気持ちが良かった。

仕事が忙しくて無料体験レッスンから少し時間が経ってしまったが、明日、ボクは広い屋外の打ちっぱなしに初めて行こうと思っている。これは嫁にも親父さんにも内緒だ。

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