2017年4月28日金曜日

『100万円の女たち』を観て ~主演:RADWIMPSボーカル・野田洋次郎~


『100万円の女たち』とは、テレビ東京の木ドラ25というドラマ枠で今季始まった深夜ドラマ。

原作は青野春秋さん原作の同名漫画で、主人公を演じるのはRADWIMPSのボーカル、野田洋次郎さん(ボーカル&ギター)。映画『トイレのピエタ』に続き、連ドラ初主演を果たした。

もうほとんどの人が知っているだろう、あの『君の名は』の主題歌『前前前夜』で大ブレイクし、今、日本で一番勢いのあるバンドグループの絶対的存在でもある。


簡潔にストーリーを言うと、売れない小説家・道間慎(野田洋次郎)の家に突然、高校生から30歳までの謎の女子5人が居座り、その代り毎月100万円(計500万円)の家賃をくれるという奇妙な生活を描く。主人公の書く小説では誰も死なない。なぜなら、父が人殺しだから。

謎の女子たちは、白川美波(福島リラ)、塚本ひとみ(松井玲奈)、小林佑希(我妻三輪子)、鈴本みどり(武田玲奈)、開菜々果(新木優子)の5人。

その他には、慎の父で慎の母親(つまり自分の嫁)と不倫相手と駆け付けた警察官を殺して死刑判決を受けた死刑囚・達之(リリー・フランキー)。慎を担当する編集者・桜井誠二(山中崇)、慎のライバル(?)小説家・花木ゆず(中村倫也)、慎の小説をこき下ろす小説評論家・森口竜市(池田鉄洋)などが揃う。

とのこと。 しょっぱなの設定は謎しかない。

#3まで観たが、ストーリー展開としてはわかりやすい。女子それぞれの素性は徐々に明かされていくが、なぜ突然、この家に来て、毎月100万円を払っているのかの謎には全く触れていない。わかりやすい伏線で最後まで引っ張って、ドカンと爆発させるのだろう。


そして――ボクが野田洋次郎さんを観て初めて思ったのは、思っていたよりブサイクだな、ということ。

小栗旬さん主演の映画『ルパン三世』を観たときの、石川五右衛門役で登場した綾野剛さんのアップを観た時以来、ブサイクだと思った。

そう、5年ほど前から巷で言われている〈雰囲気イケメン〉。

誤解されないように言いたいが、決してけなしているわけではない。

好みや性格や人間性などは別にして、野田洋次郎さんを観て、純粋に〈顔がカッコイイです!〉と言い切れる人はいないと断言できる顔。〈アタシは好きな顔!〉や〈雰囲気が好き!〉と言う人は大勢いるだろうが。

しかしそんな顔がかっこよくない人が、主演を果たすことができる。映画でも連ドラでも。


今、俳優や女優を目指している人に言いたい。

どれだけカッコいいからって、可愛いからって、一応の俳優・女優にはなれたとしても、可愛いだけで売れることは絶対にできない。芝居の勉強もせず、ただただカッコいいや可愛いだけで過ごしている人は事務所の力で一度は売れたとしても、確実に続かない。

ブサイクでも可愛くなくても、主人公になれるという可能性を示してくれている。

ユースケ・サンタマリアさん、大泉洋さん、綾野剛さん、ムロツヨシさんなどもそうだ。

努力も必要だし、雰囲気も必要だし、多少の運も必要だけど、諦めない方がいい。

ダントツに可愛くないのであれば、主役狙いではなく、2番手3番手の番手を目指すほうが間違いなくこの世界では長く生き延びれる。

一度主役をやったからといって主役だけにこだわっている俳優・女優はスタッフから敬遠される。

まぁ、木村拓哉さんなどは別格だが。


ボクもオーディションなどにスタッフとして参加させてもらうこともあるが、中途半端にカッコイイ&可愛い役者たちが一番タチが悪い。〝井の中の蛙オーラ〟がランランに出ている。

一番大事な雰囲気は、ファッションなどのビジュアルに左右されるので磨くことができるし、磨けば道は拓ける。


話がズレてしまった。100万円の女たちは今後も観て行こうと思う。

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