2017年5月7日日曜日

嫁の妊娠9 ~普通のデートが素晴らしい~



嫁が妊娠5ヶ月半。順調に進んでいる。


3ヶ月辺りから5ヶ月目に入るまでは何かと食べられないものが多く、大好物だった白米もテレビで見るのも嫌なほどになっていた。


しかし!


様々なマタニティーライフ系の雑誌やサイトの情報などにも多く書かれているように、5ヶ月を過ぎた辺りから、明らかに色々なものが食べられるようになってきたと喜んでいる。


多少、嫁の場合は、和食系の出汁がまだ苦手みたいだが、白米は美味しく感じるようになったし、食べる量も普段の量に戻っている。


楽観的なボクだが、妊婦についての引き出しはなく、つわり中の、1日にイチゴ数個しか食べられなかったときはさすがに心配した。


でも今日、ゴールデンウィーク最終日は午前中に映画『美女と野獣』を見に行き、最後に出てきた王子様があまりかっこよくなくて可愛いエマ・ワトソンとキスしないでほしかった、なんて言いながら、とんかつ屋に行って美味しい美味しいととんかつを一緒に食べた。


あまり食べられなかった反動で、重たいものを食べていきたいと言った。


病気やケガのあとと同じで、普段は気にもしていなかったが、こうゆう風に普通にデート出来ることがこんなに素晴らしいものなのだとボクは密かに感動していた。


嫁には言っていないし、そんな態度もとっていないが。


こう考えると、出産に関して、男は本当に何もできないのだと思えた。


大食らいのボクにとってメシを食えない感覚はわからないが、ほとんどストレスを感じないボクにとっては、寂しすぎたウサギのようにストレスで死んでしまうかもしれない。


あ、ウサギは寂しすぎても死なないらしいが。



ああ、そうそう!


嫁が、埼玉の実家に里帰り出産をするために、今行っている都内の産婦人科に紹介状をもらいに行ったとのこと。そこで驚いたことがあったと。


これまでの検診の状況などを先方の産婦人科に引き継ぐものなのだが、その会計のときに、いつも元気な会計のお姉さんが珍しく口ごもっていたという。


金額を言うときになると、すごく小さい声でゴニョゴニョと言う。


「#$%千@*百円です……」


「え? いくらですか?」嫁はもちろん聞き返す。


「あ、えっと……2500円です……」


――!!?


2500円!!


紹介状だけで!!?


2人でまぁまぁイイ感じのランチを食べに行ける。


最近ピンクとスパンコールが好きになってきたかわいい姪っ子にまぁまぁイイ感じのスパンコールのついたピンク色のTシャツを買ってあげられる。


ゴルフの打ちっぱなしで、110球を打てる。


詳しくはわからないが、やはり里帰り出産をされるのは嫌なのだと確信した。

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