2017年5月5日金曜日
嫁の妊娠7 ~嫁の実家でBBQパーリー~
先日、埼玉にある嫁の実家のBBQパーティーに行って来た。
嫁は三姉妹の長女で、三姉妹全員が結婚し、次女にはカワイイ3歳の女の子(ボクと嫁にとっては姪っ子)もいる。
両親、嫁とボク、次女と旦那と姪っ子、三女と旦那、合計9人での楽しいパーティー。
毎年ゴールデンウィークに恒例で開催されており、ボクも4年ほど前からさんかさせてもらっている。
嫁の実家は、埼玉でもなかなか良い立地に、かなり広い土地を持っており、その土地の3分の1ほどのスペースに家を建て、そこに両親が住んでいる。
残りの3分の1には、おじいちゃんとおばあちゃんが住んでいたかなり古い家。ただ、おばあちゃんは亡くなっており、おじいちゃんは老人ホームに預けているので、空き家となっている。
そして残りの3分の1は、昔おじいちゃんが働いていた頃のプレハブ工場がそのまま残っていて、今は誰も使っていない。
それらの建物が囲むように、駐車場と庭を両立した、フットサルコートぐらいのスペースもあり、そこで毎年BBQパーティーが行われている。その日も晴天で、素晴らしい気候だった。
いや~、楽しい。
ボクの楽しさメーターのMAXが100だとすると70ぐらい、楽しい。
パリピと呼ばれる人種の方々とはあまり友達になれない性格のボクだが、このBBQパーティーはとても楽しい。月3はツラいが、月2で開催されても必ず参加するだろう。
次女と三女も、その旦那たちも、そして両親も、みんなイイ人。
苦手だな、と思う人がいない。
みんなが付かず離れずの距離を保ち、トゲのある会話なんてなく、毎日のように個性的なテレビ関係者とトゲしかない会話もしているボクにとっては、心地よくて仕方がない。
ここ数年付き合ってみて、このご両親だからこの三姉妹なんだろうな、と思える朗らか感。(ほがらかかん)
ちなみにボクの苦手な人の特徴は、上の人間に確認もしないで自分で決めてしまう部下、二言めには「私、テレビとかほとんど見ないの」という女子、全然関係ない怒りを別の人に平気でぶつけられる人、あとは倫理に反するコト(結婚前の浮気はいいが、結婚後の不倫など)を実行に移してしまう人、などなど、まぁ、普通の人が嫌いな人全般。
話を戻す。
嫁の家族は、何か手土産を持っていこうかと言っても、お肉も野菜も用意してるから大丈夫だよ、と本気で言ってくれる人たち。
ただ、ここで考える。
何か手土産を持っていきたいと思うが、持ってこなくていいよ、と気を使ってくれているのに、あからさまにワインだのスイーツなどを持っていくと、逆に気を使わせてしまう。
ので、まずは、姪っ子への小さなプレゼントだけを持って行った。
そしてBBQパーティーを楽しむ。
田舎の人にありがちだが、9人でも食いきれないだろう肉を用意している。
しかしボクはそんじょそこらの大食らいではないので、みんなが「もうお腹いっぱい~」とへたれこんでいる中、すべての肉を平らげる。
ここからが、ボクの考えた計画。
例えば食後のスイーツということで手土産を持って行ったとしても、誰かが買っているかもしれない。
肉を平らげながら、食後のデザートがないのを確認した。
みんなが食後の休息を楽しんでいる中、「ちょっとタバコ買ってきます」と、自転車を借りて駅前へ向かった。
その日の最高気温は26度。簡易のパラソルの下だが、BBQはずっと外で行われていた。
ボクはスーパーのアイス売り場へ直行した。もう買う種類はある程度決めている。
1つ目は「パルム」。ボクは甘いものが苦手なので食べないが、好きな人にはチョコがいい感じに美味しいらしい。しかもそのスーパーは、白いパルムが売っていた。6個入りを箱買い。
ボクを抜いても、8人いる。足りない。
次に「ガツンとみかん」を手に取る。6個入り。
自分でもほれぼれする素晴らしいチョイス。略して素晴らチョイス。
チョコ系を行きたい人も、さっぱり系を行きたい人も、みんなが満足する素晴らチョイス。
そして持って帰ると、案の定、ボクは瞬間的なヒーローになった。
みんなが「今ちょうどアイス食べたかったの!」と、ついさっきまでスーパーで冷凍庫に入っていたアイスたちをパクパクと至福の顔で食べる。
その場の空気を読んでの追加手土産。
一旦、「あ、こいつ、手土産いらないって言ったらほんとに買って来なかった」と微かには思われたかもしれないが、これですべて帳消し。
というか、これがボクの作戦。
素晴らチョイスが冴えわたったBBQパーティーだった。
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