実はボクは、実家の家族や嫁にすら言っていないことがある。
かなりのサンドウィッチ好きで、サンドウィッチの店を巡っては個人的に品評をしている。
ボクの密かな密かな楽しみでもある。
このブログでも、ちょくちょく紹介していこうと思う。
阿佐ヶ谷近辺に住むボクの自宅から駅までの道は3通りほどある。
いつもは一番近いであろう道を行くのだが、今日は気分転換にとあまり通ったことのない違うルートを歩いてみた。
すると、駅まであと5分ほどの地点に、黄色い看板が見えた。
大して気にもせずチラッと視線を向けると、良く言えば、古き良き佇まいのサンドウィッチ屋さんがあった。朝の10時30分頃。
奥まった薄暗い店内のショーケースに並ぶ多種多様なサンドウィッチ。
一瞬で引き込まれてしまった。
ただ、後ろからの視線を感じて振り返ると、『ゴルゴ13』のゴルゴが描かれたサイン色紙がボクを見ていた。
作者のさいとう・たかをさんが近くに住んでいるらしく、ちょくちょく買いに来るらしい。
ボクがサンドウィッチを好きになったキッカケというのが、幼少期のいつぞやのどこかで食べたタマゴサンドが始まりだ。
今となっては、味と食感しか覚えていないが、こんなに旨いものがあるのかと、隣にいた母と笑いあった記憶がある。
そんな思い出話は置いといて、毎度のこと、ずっと迷っているボクに店内にいたおじいちゃんとおばあちゃんが飽き始めた頃に選んだのが、こちらである。
■『トマトタマゴサンド』160円(税込)
■『ハムカツサンド&ポテトサラダサンド』170円(税込)
その安さも追い打ちとなり、イレギュラーの3種類を買ってしまった。
仕事まではまだ時間はある。
快晴だったので近くの神社の境内へ向かった。
恐らく住宅ローンの苦しさを実感し始めたのだろう難しい顔をした中年のサラリーマン、あまり会話のなさそうなカップル、土地柄だろう、一眼レフカメラを首から下げている古着女子もいた。
平日の昼間っから神社の境内でブラブラしている大人はほっといて、いよいよ。
ゴルゴ13も食べたと、あ、違う、さいとう・たかをさんも好きだというサンドウィッチ。とりあえず一度後ろを振り返ってからビニールを開けた。
いい感じのクタリ感。
パンの柔らかさはもちろん、中のタマゴの柔らかさまで指先に伝わってくる。
では、早速一口―――――出ました、68点。
美味い。とにかく美味い。
採点の厳しいボクなのに、70点に迫ろうかという高得点が出た。
そういえば迷っている時に店のオヤジが、「食べたらまた絶対買いに来るから」と呟くように豪語していたのを思い出した。
確かに、これはまた買いに来る。
次にチャチャッとポテサラサンドをつまみ、
そしてハムカツサンド。
こちらもほどよいクタリ感。
言わずものがな、一口―――――はい、64点。
いやー美味い。漢字ではウサギにツノと書いて、とにかく美味い。
大したビックリがあるわけではない。ソースも恐らくSEIYU辺りで買っているのだろう。しかしながら、少し厚めのハム、衣の固さが、パンの柔らかさにマッチしている。
うん、また買いに行こう。そして今日は仕事に行こう。
『サンドーレ 阿佐ヶ谷南口店』
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