2017年5月21日日曜日
嫁の妊娠16 ~新築で家を建てるかも~
嫁が妊娠6ヶ月に突入。妊婦アプリによると、折り返し地点ですよ、とのこと。
そんなこんなで、前にもこのブログに書いたが、子供が生まれるということもあり、新たな家を探している。
探し始めた3月や4月は東京にマンションか一軒家を買おうと、新築か築15年以内の中古を検索していた。
そんなことを嫁と話している中、嫁の実家の土地が余っていることも視野に入れ始め、そうかそうかと、独立一軒家なのか2世帯なのかは相談するとして、上物を建てればいいのだなという話が現実味を帯びてきた。
そこでボクは、とりあえずの大まかな概算を知ろうと、大手不動産企業の新築相談窓口へ行って来た。
平日の昼間だったからか他に客はおらず、優しめの男子社員が出迎え、紙コップに泡の立っている緑茶を持ってきた。缶に入っているお茶を紙コップに注いだものだろう。
まずこちらの要望を話す。
独立型と2世帯型の両方を検討してもらう。
まずは独立型。完全な一軒家の場合。
基本が建物面積30㎡で考えるらしく、2階建てだと、1階と2階が15㎡ずつとなるらしい。
それはあまりにも小さいので、40㎡ずつの計80㎡で考えてもらう。
その相談窓口のやり方として、A枠、B枠、C枠で会社のランクを区切り、それぞれでかかる大体の費用を提示してくれた。
キッチンやバス・トイレなどの基本設備建築のみで出たのは、
A枠の会社 : 1200万~
B枠の会社 : 2000万~
C枠の会社 : 2400万~
とのこと。
それに、付帯・諸費用と呼ばれる、電気ガス水道などの設備費用が400万ほど。
プラス、今嫁の実家の土地に建っている倉庫や古い家の解体費用が200万ほど。
引っ越しや建て替え中の住居費や家具・家電の買い替えなどが300万ほど。
つまり合わせると、A枠の場合は〈1200万円+900万円=2100万円〉がかかる費用となる。
一番高いC枠でも、3300万円。
ボクらは共働きで、お互い同じぐらいの稼ぎなので全然許容範囲である。
東京のボクらが希望する杉並区などで2LDK以上のマンションを探すと、安くても3500万円は超える。
それも駅から徒歩20分とか、杉並区に最寄駅からとほ20分の場所を探す方が難しそうだが、そんな立地になってしまう。
しかも、当然新築ではない。新築でも、いわゆも狭小住宅と呼ばれる場所で、3階建てで各階に8畳ほどの部屋が1つずつという謎の物件も検索に出てきた。
そんな窮屈な家を、人生最大の買い物にしたくない。
2世帯住宅の完全独立型にしても、それに500万円ほどプラスする程度だし、2世帯を造るなら、嫁のお義父さんお義母さんが半分持ってくれるとのことで、さらに安くなる。
そうそう、A枠~C枠の値段の違いというのは、基本設備のグレードと、ブランド代、とのこと。
同じようなTシャツでも、ユニクロでは1000円、ビームスでは4000円、みたいなもの。
しかし今や、耐震設備も国の決めた基準値があり、どの枠の会社でも同じ。
生粋の大阪人であるボクは、高級ブランドに惹かれて何かを買ったことは今まで一度もないし、死ぬまでないと断言できる。
ブランドになんて一切の興味がない。ハイカットのスニーカーに関してはコンバースが好きではあるが、高い限定品などは絶対に買わない。
安物買いの銭失いではなく、厳選に厳選を重ね、イイものをできるだけ安く手に入れることの美学。
話を戻す。
その相談窓口では、こちらの家のイメージを伝えると、数ある建築会社の中から適合する4社を選んでくれ、4社から見積もりをもらって、いわば競合という形でボクらに判断させてもらえる。
4社とも嫌なら、また新たな4社も選んでくれると言い、その全てを無料でやってくれる。
ちなみになぜ無料かというと、そこに登録している数多の建築会社から、登録費のような紹介料を事前にもらっているからとのこと。
そうして、今は嫁と家のイメージを考えている段階。あれもいいな、これもいいな、と。
そんな中――ボクは不思議な感覚にとらわれた。
自分が、結婚をし、子供を授かり、マイホームを建てる。
生まれた瞬間から好きなコトしかしてこなかったボクは、つい数年前までは、好きなコトをしている者のサダメというか、そんな普通の幸せを手に入れられるとは思ってもみなかった。
好きなコトを、ボクの場合は面白いコトを考えて書くことだが、それがなんとか仕事になった。
それを貫き通した結果、今、妊娠6ヵ月の嫁と笑い合いながらマイホームのイメージを考えている。
これだけ離婚率が上がっている世の中なので今後何があるかはわからないが、今、ボクは、幸せなんだと思う。
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