イギリス旅行の想い出② ～絶対に行ってほしい場所～

最近、悲しいニュースが続いている。

イギリスでのテロ。

テロを実行している人たちの気持ちはわからない。

なぜ何の罪もない人に危害を加えるのか。

つい先日も、あの有名なロンドン橋と『バラマーケット』という市場でテロがあり、少なくとも７人が帰らぬ人となり、５０人近くを負傷させたとのこと。

ボクはちょうど１年前、昨年の６月に新婚旅行でイギリスに行った。

８泊９日だったと思う。

本当に本当に、超ド級に楽しかった。

もちろんロンドン橋にも行ったし、バラマーケットにも行った。

ロンドン橋のたもとにバラマーケットはある。

有名なビッグベンからもほど近い場所。

ロンドンは観光名所が、東京で言うと、池袋から渋谷を直径で考えた場合の円の中ぐらいの広さに密集している。

その中でも特に楽しかった１つが、バラマーケット。

大きな壁無し倉庫のような空間に店たちが所狭しと広がっている。

マーケットと言っても、八百屋などが乱立しているマーケットではない。

そこに何年も前から根付く方々を中心に、それぞれ独自の飲食店を出店している。

そう、主に飲食店が並んでいる。

大食らいのボクには、天国に見えた。

とはいえ、もちろん飲食店以外の店も出ている。

チーズ屋さん、ワイン屋さん、お肉屋さん、ドレッシング屋さんなどなど、まさにヨーロッパのカッコイイ店たち。

古き良き店から、最近出店したんだろうなと思えるオシャレな店まで。

見ているだけでワクワクし、ボクのつたない英語でも笑顔で対応してくれ、時間を忘れる。

そして飲食店。

マンホールを３倍ぐらい広げたような大きなフライパンで作られているパエリア屋さん。

３つのデカい寸胴に３種類のカレーを作っているイタリア人風の店員さん。豆や煮込んだササミやレタスなどのトッピングもある。

サブウェイの倍ぐらいのデカさのフランスパンに、これでもかと具材を挟み込んだサンドウィッチ屋さん。

フーと麺のあいのこみたいな台湾風のラーメン。

色んな種類のソーセージや分厚いハムを並べているドイツ人風の店員さん。８歳児ぐらいまでなら腹いっぱいになるぐらい試食をさせてくれる。

そんな店の周りに、あらゆる人種の方々が笑顔で混雑している。

みんな、それぞれで好きな場所に座ったり立ったままだったり、何かを美味しいそうに食べている。

どう表現していいのかわからないが、その笑顔も風景の１つになっていて、そこにいられる自分がとにかく楽しい。

あまり褒めることのないボクだが、ロンドンに行くなら絶対に行ったほうがいいと断言できる。

ただ、１つ、探してみたが、なかったものがある。

薔薇。


恐らくテロの影響で数日間は営業できていないと思うが、誰もが安心してあの素晴らしい店々を楽しめる日が来ることを切に願っている。

そして我が子が生まれて、歩けるようになれば、また絶対に行きたいと思う。

いや、絶対に行く。