2017年6月5日月曜日
嫁の妊娠26 ~離婚の話~
夫婦とは難しい。
今日から我が子は22週目に入った。
嫁はほどよく優しくなり、ほどよくイライラする。
ボクは、嫁が優しいときには別段面白くない優しさに合わせた会話をするし、イライラのときにはイライラを鎮めるために別の会話を促す。
そんな普通の日々の中、嫁は中学生時代からの同級生の友人と遊びに行く。
友人は7年ほど前に結婚し、埼玉に住んでいて、まだ子供はいない。
その友人が贔屓にしているプロ野球チームの試合のチケットを持っているとのことで、嫁にとっては人生3回目ぐらいの野球観戦。
DISH//(ディッシュ)というアイドルグループのメンバーの誰かが始球式をして、試合が始まる。
しかしあえよあれよと、友人の贔屓のチームが点を取られ倒し、大量失点で負けてしまった。
試合が終わる前に友人は「帰ろうか」というほどの大差だった。
そしてそのあと、晩御飯を食べに行ったという。
家に帰ってきたのは、23時過ぎ。
久しぶりだったので色々と話したよ、と、話した内容をボクに話し始めた。
すると、その7年前に結婚した友人は、離婚を考えているという。
ボクと嫁は昨年結婚したのだが、そのときにも出席してくれた友人夫婦。
2人で笑顔で祝ってくれて、挨拶もした。あの夫婦が離婚するかもしれない。
ボクの旦那さんに対するビジュアルの第一印象は、東京ではない店のホスト、みたいだった。
元々、旦那さんのことも嫁は知っている。
友人が付き合っているときから何度か一緒に遊びに行ったりもしていた。
その嫁が言うには、旦那さんは極端な大人しい性格で人見知り。
しかし、静かなる束縛があるらしく、妻である友人がなんらかの用事で19時ごろに帰れていないと、今どこにいるのー? 何時ごろに帰って来れそうー? など、ヌメッとした束縛LINEが来るとのこと。
そんな2人の結婚生活は、旦那の稼ぎだけではキツキツなので、妻もアルバイトをしているとのこと。
ということで、生活費は完全な折半。
しかしながら、家事の一切は妻がする。
そこでまずヒズミが生まれ始めたらしい。
最初の頃は、友人も妻としての役割だからと割り切って頑張っていた。
しかし、大きな変革は3年前の出来事。
旦那が転職をした。それに伴い、給料が少し上がった。
これで少しは生活が楽になるのだと思った妻。――しかし。
生活費は折版のままで、妻としては何も変わらない。
さらには、給料が上がった分、チョコチョコと、今までよりも少し高価な自分のモノを買い始めたという。
財布だったり、カバンだったり、服だったり。
しかし妻には何もない日が続き、2年半ほど我慢して、妻は不満を爆発させた。
旦那に突然、「子供を作らないなら、別れたい」と言われた。
そのぉ、夜のほうはボクにはわからないが、旦那がそう言うということは、おそらくほとんどなくなっていたのだろう。
ただ、それは妻が悪いわけではない。
給料が上がったにも関わらず2人の生活費には使わない旦那と、そういうことをしたいとは思わないだろう。
そしてたぶん、旦那はそんなことはわかっていない。
今まで折半でやってきたんだから、自分で頑張って転職して給料が上がった分は自分で使って当然、と思っていると思う。
そういう男は少なからずいる。
ちなみにボクは、タバコと仕事ができるカフェにさえ行ければ、他は多少でいい。
そんな友人夫婦は、完全に冷え切っていて家庭内別居状態。
友人は現在ダイエット中で、次の恋を探し始めているとのこと。
そして昔はヌメッと束縛をしていた旦那も、もう妻がどんなに遅くなろうと何も言わなくなった。
ボクの嫁は、もちろん2人の結婚式にも行っているし、なんとか離婚しない方向に向かせようと試みたらしいが、もうほぼ別れる方向で進んでいるらしい。
この2人も、子供がいれば色々と違っていたのかもしれないが、よっぽどの確変が起きない限り、今後はそれぞれの人生を歩むことになるだろう。
ホント、夫婦とは難しい。
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